後立山周辺(富山) 大鷲山(816.8m) 2019年6月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:36 登山口−−5:32 大鷲山 5:34−−6:14 登山口

場所富山県下新川郡朝日町
年月日2019年6月15日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント北側を通る林道の登山口から往復。登山道の整備状況は良好で体に触れる藪は皆無で雨でも快適に登れた。山頂からは初雪山〜犬ヶ岳、毛勝三山〜僧ヶ岳、富山平野などが見えた




登山口の駐車場 登山口
「中間登り口」となっている ブナの目立つ尾根を登り始める
場所によっては日本海を見下ろせる
標高650m付近 標高730m付近
ユリ
標高750m付近から見た後立山最北部
大鷲山山頂 大鷲山から富山平野を見ている
大鷲山から見た犬ヶ岳、初雪山 大鷲山から見た毛勝山〜僧ヶ岳
登山口駐車場 駐車場から尾根上を下る登山道


 大鷲山は後立山の支稜の末端近くにある山。地形図に山名は記載されていないが日本山名事典に記載されており、登山道も存在する。今年2月後半に南保富士、二王山、黒菱山、焼山と周回した際に同時に登ればよかったのだが、この時は山名事典記載の山だとは知らなかったのだった。下山後に記録をまとめる際に山名事典記載の山と知ったと同時に登山道があることも判明し、適当な時期に片づけようと考えていたが、梅雨の半端な時期に出かけることにした。富山東部の登りやすい山で残っているのはここと馬鬣山のみだ。なお、登山口は大鷲山北東尾根を林道が横切る標高500m地点にある。

 最近は毎週のように国道148号線で糸魚川に出て日本海沿岸の国道8号線を走っているが、今週も同じパターン。ただし今週は西行き。これから暑くなると近場の北アルプスで避暑目的のまったり山行しかやらなくなるので、富山まで足を延ばすのもこれからしばらく無いかもしれない。

 親不知の栂海新道登山口を通過、新潟/富山県境の境川を渡ってすぐ左折し大平川沿いを上流へ向かい、大平集落で林道へ入る。約1ヶ月前は残雪で林道は通行不能だったがもうその心配は無いだろうが、雪解け直後は落石や倒木の心配があり登山口までたどり着けるか心配だった。案の定、路面には落石、枯れ枝が多数散乱し、道の両側からは背の高い草がはみ出す。舗装道路だが最近車が入った形跡は薄く、車で草を押し分けるような場所も。尾根を回り込んで北斜面に入れば草は静かになるが落石と枯れ枝が盛大。やっとのことで登山口に到着するとこちらは路面状況は良好で、ここから西側だけが道路整備を行っているようだ。登山口には立派な駐車場があり、日本海を見下ろせる展望台もあった。

 夜中はまだ雨は降っていなかったが明け方から降り出した。天気予報では雨と言っていたのでこれも計画のうちで、雨具を持って出発。今回は雨だし登山道の整備状況が不明なので、草に覆われているリスクを考慮して長靴で歩くことに。

 登山口はしっかりと刈り払いされ、標柱には山頂まで2km、1時間15分と書かれていた。ここから山頂までの標高差は約300mなので、私の足なら1時間はかからないだろう。道が良ければ。その心配は杞憂で、登山口から少し登っただけでも道の整備の良さが実感できる。刈り払いは完璧で体に触れる藪は皆無。長靴でなくても問題なかったし、今は風も無いので傘で雨対策は十分だ。体に触れる藪があると傘は役立たないが、この登山道では傘が大いに役立った。今日は雨で日差しが無いが南風が吹き込んで気温が高めで、カッパを着ると自分の発汗で濡れてしまいそうだが、傘なら蒸れる心配は皆無だ。

 植生はブナが中心の自然林で、日差しがあれば明るいのだろうが雨では暗い。数か所で樹林が開けて周囲を見渡せる場所がある。雨であまり遠望は効かないが、まだ残雪の白さが残る栂海新道の後立山最北部を見ることができた。さすがに初雪山もかなり真っ黒に近い。日本海を見下ろせる場所もあるが、今日は能登半島は欠片も見えなかった。

 最後は緩やかな尾根を登って大きく開けた場所に出れば大鷲山山頂に到着。登山道はここでぷっつりと切れてこの先は藪。意外と藪の高さがあって360度の大展望とはいかず、細切れで各方面の展望が得られる程度だった。ここが大展望の残雪期との大きな違いだが、無雪期だからこそ1時間もかからないでここに立てるのもまた事実。私の場合は残雪期は未踏の山を稼ぐ大きなチャンスの時期なので、残雪期にもう一度ここに来ることは無いだろう。

 帰りは往路を戻る。雨は徐々に強くなってきたが風はまだ穏やか。ただし予報ではこれから低気圧の接近で大荒れになるとのことで、早い時間帯に登って正解だっただろう。

 この後は馬鬣山向けて林道を西に向かったが、車を走らせてすぐに林道を横断する熊を目撃。熊を見たのはこれが今年初めてで、車の中から熊を見たのは何年も前の木曾御嶽に続いて人生2度目。熊はあっという間に藪に消えてしまい写真撮影する時間を与えてくれなかったのが残念。林道の状況はこちらの方が格段に良く、私のように東側の地域から来る場合は越中宮崎から上がる林道を使った方がいいだろう。

 

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